手技、体技、足技、捨て身技を特色とする総合実践的な合気道を指導します

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西オーストラリア合気道アカデミー(パース市)指導報告

(平成20年11/22~29)
アカデミー設立15周年記念講習会及び昇段審査会に古賀5段と参加いたしました。当アカデミーはロス テーラー正風会合気道4段が主宰する団体で約100名が稽古している。オーストラリアは移民連邦国家で宗教もそれぞれ異なり多民族多文化の共同体社会と言える。稽古内容は日本と同じで手ほどき,体捌き、握り返し、八方拳の基本稽古の後、クラスに分かれてそれぞれのレベルの稽古が行われる。今回は2段・3段の審査に立会った。国内の審査要綱に添って審査され2段1名、3段1名が合格しました。彼らは今後指導者として活躍が期待される。さて、道場での礼儀作法が徹底されているのに感心した。
道場の出入り時には礼をもってし、稽古の始め、終わりは神棚は無いが植芝先生と望月先生の遺影に対し「2拝2拍手1礼」を行っている。
オリンピックで代表されるスポーツの世界では「2拝2拍手1礼」のような宗教儀礼は禁止されている。
スポーツに宗教を持ち込むと争いとなる。宗教は切り離し共通の体育のみ競技として発展させたのである。嘉納納治五郎先生が「柔道はスポーツでないからオリンピックには参加させない」と主張されたのも理由はそこにあったと聞いている。私はヨーロッパの各道場を歩いたが「2拝2拍手1礼」を行っている道場は一軒もありません。また武道の国際化により国内の道場でも行っているところは少ないし中には神棚を取り払っている道場も見られる。
オーストラリアの当道場の理由は「合気道創始者及び指導者への感謝への礼」
と「これを学ぶもの同士の敬意、尊重の礼」として「2拝2拍手1礼」の日本的伝統儀礼を行っているということである。入門時に説明しているので問題は起こらないという。オーストラリアはキリスト教、イスラム教、ヒンズー教、仏教、の多宗教社会でもあり人間同士の尊敬の意、すなわち「自他共栄」であることで納得しているのであろう。
合掌

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